AI時代どう生きるべきかは、「ワールズ・エンド」を見ろ
この記事は、「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のネタバレを含みます。
AIの台頭で人間の価値が問われる
ヒントはこの酔っぱらいの映画にあった
では人間の価値とはどのようなところにあるのか。それには、この映画を見ることをおすすめする。「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(The World’s End)」だ。
あらすじ(出展:wikipedia)
中年でアルコール中毒のゲイリーは、社会的に成功した4人の幼馴染たちと20年ぶりに再会し、パブ「The World’s End」を目指す伝説の梯子酒を達成するために故郷へと戻って来る。彼らは次第に、エイリアンが地球人に混じって侵略を図っていることに気付く。
タイトルからして、酔っぱらいの馬鹿げた話だと思うだろう。確かに、前半はとにかく飲んで馬鹿なことをしてという、ある種くだらない内容だ。(実際、一緒に見ていた彼女は前半でギブアップして見るのをやめてしまった。内容のないものは見るに耐えないらしい)
後半からなんとエイリアンが出てくる。あまりの急展開に椅子から転げ落ちそうだった。酔っぱらいがエイリアンと死闘を繰り広げる。痛快だ。だが、まだ特に深い内容ではない(エンターテイメントとしては最高だ)。
ラストで、今までの内容がウソのように、いかにこの映画が深いメッセージを発していたかを知る。「ネットワーク」という全知全能を思わせる、ラスボス的なやつが出てくる。「人間は完璧でないから、介入しないといけない。人間は自滅の道を繰り返している。」と侵略をしてきたらしい。
これに対して酔っぱらいたちが、アホなことを言いまくってネットワークを煽る。「馬鹿なことをやるのは人間の基本的権利なんだよ!」「人間は指図されるのが嫌いなんだよ!」 と叫びまくる。
ネットワークも疲れてきたのか、「じゃあ何がほしいんだ?」と酔っぱらいに聞く。
ネットワーク:お前らと議論しても無駄だ。好きにしろ。
そしてネットワークは完全に呆れて地球を去っていった。
バカなことをやろう
AIは言われたことを完璧にやる。ミスはない。ただ面白みはない。この映画から学べるのは、人間は完全ではないし往々にしてバカだが、それ故にイノベーションを起こすことができるということだ。