自分より年上の部下を鍛え直すためにやった4つのこと

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使えない中年社員

 

他の部署で使い物にならないと干されていた「おっさん」がぼくの部署に異動して来ました。ぼくはその人に業務を教えることに。やはり干されていただけあって、ほんと使い物にならないし、常識がない社員だったんですよ。

しかもこのおっさんは僕の親とほぼ同じ年齢。悪戦苦闘しながらも、先日上司から「よくあいつをここまで育てた」ということを言ってもらえました。まだまだ戦いは続いてますが、同じような境遇の人の役に立てればなーと。

覚えの悪さは年齢のせいにしてしまおう

これは親から言われたことなんですけど、「自分たちの齢になると、なかなかものごとを覚えられないんだよね〜。なにか覚えてもほかのこと忘れてしまったり」という感じで、若者と同じ記憶のスピードを求めちゃいけないんですよ。

最初は、ぼくも「どんだけ覚えわるいんじゃぼけー」と内心怒ってました。これはっきりいって無駄なんですよ。ぼくがいらいらしたところでおっさんの覚えが早くなるわけじゃないんです。自分にストレスが溜まるだけでいいことないです。

ある程度長い目が必要です。ベテランでいろんな経験あるから大丈夫やろなんて思ってちゃいけません。そりゃスペック高い人なら違うとは思いますけど。こんな干されてたような人、ゆっくりなペースでやらせるしかないです。

やっぱり毎日のように刷り込むように教えてると、覚えるもんですよ。

ナメられないようにする

このじじい、ムカつくことに明らかに人のことをナメてたんですよ。

あるとき、業務に関してわからないことを、ぼくに質問してきました。答えてる途中で昼のチャイムが鳴り、「あとで」というような感じで、いきなり飯食いに行ってしまったのです。「おいまだ答えてんだろうがー」と言いたいところでしたが、もうオフィスの外に行ってしまいました。

このおっさん昼のチャイムなったと同時にいつも走って飯食いに行ってるんですよ。べつに普段ならいいですけど、教えてもらったといてそれはないだろうと。帰ってきてから思いっきり怒りました。

「もうあんなことするなら、一人で全部やってください。あんまりにも失礼ですよああいうのは!」

年齢とか関係ないです。サッカーでも、ピッチにたったら年齢は関係ないって言うじゃないですか。

言うべきことは言っておかないとお互い不幸ですよ。怒ったあとちゃんと「失礼しました」と謝ってくれました。そして以前より謙虚になってくれました。

あとで周りの人から「こっちまで心臓が痛くなるほど怖かった」などと言われました笑 自分自身、怒ったあとは多少気まずかったですが、なめられてたら自分の2倍生きてきた人に教えるなんて無理です。超強気でいかないと、言うこと聞いてもらえませんよ。

おかしいことは周りも巻き込んで正していく

このおっさん、干されていて誰からも注意されなかったのか、規則を全然守らない人でした。会社にPCに業務に関係ないファイルためこんでて、PCの処理がクソ重くなってたんですよ。会社のメールでネットショッピングしたり。

こういうのなかなか自分だけでは正すのは難しいと感じたので、まわりを巻き込むことにしました。関係ないファイル見つけたときは、わざと周りに聞こえるような大きい声で「なんでそんなファイルがあるんですか!?」と言ってました。そしたらほかの人もPCの画面見に来て、一緒に口撃。

やはり、大人数に言われると動き出すんですね。こんな感じで1個1個問題をつぶしていき、いまではクリーンですよ。

その人が簡単にできるように業務を変えていく

以前「できない人のおかげで世の中が便利になる理由」でも書いたことですが、このおっさんができるレベルまで業務をかんたんにできないかと考えることが実は僕自身を助けることにもなるんですよ。このおっさんからでてきた素朴な疑問が業務改善につながったことも結構あります。

具体的にはエクセルでマクロ組んで極力人のやることを減らしました。そうすればミスは起こることがありえませんから。

できるまでおっさんに怒りまくるのは2流のやること。どうすればできるかを考えるほうが100倍大切ですよ。

 

あとがき

正直、おっさんが異動してきた当初は、なんでこんな人間が会社に存在するのかと驚嘆してました。そしてめちゃくちゃイライラしてました。かなり悩みました。

ある時から、このままでは自分がうつになってしまうと思い、考えを改めることに。

自分の仕事はおっさんを怒ることではなくて、価値を生み出すことだという本来の目的を思い出し、どうすればよいかを考えるようになりました。最初はタフでしたが、人間的に成長できたありがたい機会となりました。

 

ほいだら〜



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