【加計】天下りで辞任した前川氏が、利権の絡み合う獣医学部新設問題に登場してくるのが皮肉な理由

公開日:  最終更新日:2017/07/25

加計学園「問題」がカオスになってきました。

民進党の玉木雄一郎議員が問題視する内閣トップレベルからの指示文書とやらが実在すると主張する文科省の前事務次官が登場。

この前川さんという前事務次官に対して、官邸側は読売新聞に対して「売春斡旋バーに通っていた!」とあからさまなリーク。

もうなんか泥試合というか、そもそも試合になっているのかという有様。

ぼくが加計学園「問題」と、問題に「」をつけるのは、民進党の主張もそれにのっかる朝日毎日の論調も、なんかふわっとしていて、一体何が問題なのかが見えにくいから。

先頭に立って自民党を批判している玉木議員も違法性はないということを認めちゃってますからね。

本質がなんなのかが見えてこないんですよね。挙句の果てに、買春してたんじゃないの?っていう週刊誌的な話にまでなってきちゃいましたし。

(ただ、青山繁晴氏によれば、このバーというのも団体が役員を接待することに使うなどしているため、既得権益の一つという指摘があります)

ぼくは、この一連の加計学園の話の本質っていうのは、「既得権益を守りたい人たち」にあると思ってます。

前川氏は、文科省の天下り問題で辞めた人です。実はこの天下りと今回の加計学園の話って根っこで繋がってるんです。

 天下りがなぜいけないか

キャリアを積んだ官僚が、企業や団体等に天下るのはなにがいけないか。

普通に転職みたいなもんなんじゃないのって。

経験を積んだ人が世の中のために働くことは良いことですからね。

普通の転職と違うのは、役人の天下りには利権がからんでくるからなんですよ。

例えば、タクシー業界で考えてみましょう。

いまUBERが世界を席巻してて、従来のタクシー業界に取って代わる存在。

日本のタクシー業界としては、自分たちの仕事を守るために、UBERが入ってこれないよう規制してほしいわけです。

そのためには、国土交通省に恩を売らないといけない。

「元役人をタクシーの関連団体に就職させるので、UBERを規制してね」

このように、天下りが行われると旧態依然とした利権が守られてしまうんですよ。

そうすると、世の中に新しいサービスが生まれなくなります。

これでは、国民(一般消費者)のためになりませんよね。

日本獣医師会の戦略

獣医学部ってなんと50年以上新設されたことがないんですよ。

日本獣医師会としては、獣医師が増えれば今の獣医師が儲からなくなるから獣医学部は増えてほしくない。

要は、既得権益を守りたい。

獣医師に関する利権を握るのが文部科学省と農林水産省。

日本獣医師会の役員名簿を見てみると、元農林水産省の人が。

更に、日本獣医師会の政治団体である「日本獣医師連盟」から100万円の献金を受けている玉木議員が出て来る。

日本獣医師会の会議報告によると、玉木氏は平成27年6月、東京都内の明治記念館で開かれた日本獣医師会の第72回通常総会に来賓として出席。あいさつの中で「教育の分野、あるいは医療の分野は、そもそも特区として、地域の例外を作り、進めるべき話ではない。おかしな方向に向かいそうになった際はしっかり止める」などと述べ、加計学園による獣医学部新設に反対する日本獣医師会を擁護する姿勢を鮮明にしていた。 産経ニュース

あの手この手を使いながら利権を守っています。

国家戦略特区とは利権をぶっこわすもの

じゃあこういう既得権益を打破するためにどうするかというのが国家戦略特区。

国家戦略特区は、内閣総理大臣のリーダーシップで各省庁の利権を打破していこうっていう組織体系になっています。

国家戦略特区

首相官邸HPより

 

 

今回の今治市は国家戦略特区に選ばれており、その枠組の中で獣医学部の新設をやろうとしています。

安倍政権が手動してこの50年以上守られてきた利権を打破しようとしている状態。

驚くことに、鳩山政権時代にようやく今治市の願いが叶う方向に動いたということ。

政府の資料によりますと、今治市と愛媛県は平成19年度以降、政府に対し、加計学園を設置母体とする大学の獣医学部の新設を要望していますが、自民党の福田内閣、麻生内閣では「構造特区として対応不可」としているのに対し、平成21年度に当時の民主党の鳩山内閣で、「提案実現に向けて検討」とされたとしています NHKニュース

せっかく民主党がはじめた既得権益への挑戦。

関連記事:【加計】今治市民は、今こそ獣医学部設立に動いた旧民主党に感謝しよう

それが、獣医師会の手先の玉木議員及びただ自民党になんでも反対したいだけの民進党がワーワー騒いでいる。

このなんでも自民党に反対する姿勢が国民に全く受けていないのにそれをやめようとしないのは不可解ですね。

むしろ、玉木議員は引っ込ませて、「おれたち民主党(現民進党)が既得権益を打破して新しく獣医学部を作るきっかけを作ったんだ!」くらいにするほうが支持率上がるはずなんですけどね。

 

そして、既得権益を守るために業界団体と省庁の結びつきを強める天下りの責任をとって文部科学省事務次官を辞任した出会いバーおじさんが、この利権が絡まりあった加計学園の話にわざわざ出てくるというのは、なんたる皮肉!

こちらの記事もどうぞ→「加計学園に関する偏向報道でもたらされた4つの価値」(獣医師の意義などについて書いてます)



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