最近の若者を動かしたいなら「目的」を示してあげなさい

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ぼくも20代で、世の中から見れば若者なわけで。

常に、「自分のモチベーションはどうやったら高められるか」ということ考えてます。

たしかに金銭的なものも動機にはなってると思うんですけど、それより大切なことがあるよなあと。

周りの同じ世代見てても、「一生安泰」と思えるような優良大企業に就職しても「物足りない」ということでわずか数年働いて辞めてしまう人が結構います。

いまの若者のモチベーションとはなんだろうか

 

前回に引き続き今回も勝谷誠彦と田尾和俊の対談本「怒れるおっさん会議 inひみつ基地」から。こんなこと書いてました。

若者をどうやって動かすかという話。

田尾 (若い連中を動かすために)僕がいま意識してるのは、具体的な目的を掲げてやるっていうんですかね。若い人に限らずですけど、あいつら、自分の具体的な「これやろう」っていう目的をができると、絶対動くんですよね。今ね、具体的な目的を誰も提示してないんですよ。

勝谷 そういうのですごいのが自衛隊なんですよ。(中略)東日本大震災の自衛隊の活躍ってすごかったじゃないですか。任務意識で主体的に動いたのは若い連中なんですよ。つまり具体的な目的を持ってやっていた。例えばもうね、死体もずるずるだし手も抜けるわけですよ。でもそういうのを嫌がらずにやる。そこにね、知り合いの精神科医が入って、夜にみんなを集めて、「つらければ言っていいんだよ」って、カウンセリングしようって言ったら、「いりません」って。若い隊員が言ったそうです。「我々は自分の弟や妹や母や父だと思ってやっておりますから」って。そういうコンサルタントはいりませんって。「我々の仲間の中で話をしたら十分です」って。泣いたってその精神科医。

いまの若者は「目的」に飢えているのかもしれません。

なにかに向かっていくというような意識。

目的を誰も示せない時代にあって、「坂の上の雲」のような「何か」を見出したい。

これを裏付けるデータがあります。

日本生産性本部というところが、毎年日本の新入社員に対して「働く目的」の調査を行っています。

 

「社会に役立つ」や「楽しい生活をしたい」というのがかなり伸びております。

やはり、仕事に金銭的な部分より心を満たすような側面をかなり求めていますね。

なにもしなくても餓死しない日本

いまの若者って、自分も含めて小さい頃からなんでも手に入る時代を生きてきたわけです。

だいたいどの家庭にも車があって、テレビがあって、携帯があって。

ごはんは当たり前のようにあって。

今の時代、最悪生活保護を受ければ餓死することもないんですよね。

もちろんほとんどの人が「働かざる者食うべからず」という考えは持ってますけど、働かざる者も食べられる時代。

もはや仕事って「食べるため」「生きるため」という目的を達成するための手段という側面が弱まっています。

Live to work(働くために生きる)で何が悪い

英語に「work to live」「live to work」という言葉があります。

work to live : 生きるために働く

live to work : 働くために生きる

work to live(生きるために働く)は、生きるためのごはんやシェルター(家)を得るために働くというような感じ。

live to work(働くために生きる)は、働くということにとらわれて生きるようなイメージ。休みもとらずに働いてばかり。

Prince Eaという有名YouTuberは、live to workにかなり否定的な考えをお持ちで。

「会社には自分の代わりがいるんだから、もっと休暇とってバケーションに出たり家族と過ごしたりしようというようなメッセージ。

目的意識が「生きるため」だけの仕事なら、こういう考えは当たってたかもしれません。

でも、もっと崇高な意識を仕事に求めている時代にあっては、別にlive to workで良くない?

仕事が生きる意味となったり、レジャーとなったり。仕事と遊びの境界線がどんどんなくなるでしょう。

いやいや仕事して報酬をもらうというような時代は終わりを迎えつつありますよ。

そういう仕事はAIにとってかわられますし。

 

ということで、live to workな若者を動かすには目的を示してあげようという話でした。

みんな仕事に「心の充足」求めてるから大企業だろうとバンバン辞めてるんですよね。

今、ぼくの出身地である地方都市「今治市」のFC今治というチームのスタッフには若くて優秀な人がどんどん集まっているわけで。

それも、結局オーナーの岡田さんが「目的」を示してるからなんですよ。

周りを巻き込みたいなら、FC今治・岡田オーナーみたいに夢を語れ

 

あとがき

怒れるおっさん会議の自衛官の話。

ほんと感謝しかないです。涙が出ました。

彼らの意識の高さから学ぶことはたくさんありますし、

もっと自衛隊を支えていくような社会になってほしいものです。



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