甲子園出場校の名将に学ぶ「イメージトレーニングで人生を変える方法」
こんにちは、るきま(@rukimahima)です。
みなさんイメージトレーニングってやってますか? いまやスポーツ選手は必ずといっていいほどやっていますよね。
ああ、小さい頃からぼくも知っていればもうちょっとスポーツで成果でていたのではないかと悔やんでいます。いまや個人フットサルくらいしかスポーツする機会はありませんが、向上したいという気持ちは持っております。
イメージトレーニングがどれだけ大切か、甲子園出場監督の野々村直通先生の「にっぽん玉砕道」にこんなこと書いてました。
(小池さんという投手について)二年の秋までどうにもならなかった。でも、私が引っ張ってきた手前、コイツをなんとしてやらないと、人生まで狂わすと思ったんですよ。県立校へ進んでいれば間違いなくエースの子でしたから。
それで、最後の夏の前にその子を呼んで、「人間はな、自分がイメージしたそのとおりになるんだ。いいか、今日から寝る前に、自分が甲子園のマウンドで背番号1番をつけて投げているところをイメージしてみろ。相手はどこでもいい」と言ったのですよ。それだけではありません。「球場を頭に描け、テレビ中継されているぞ。投げたら、キャッチャーミットに糸を引くようにボールが入っていく。スコアボードを見たら、そこに140何キロと出た。そこまでイメージしろ、これを毎晩やれ」と。
その頃は130キロくらいしか出ていませんでした。
ところが夏のある日の朝、ぱぱぱっと駆け寄ってきて、「監督さん、140キロ出ました」と言う。私はそのときまで、イメージトレーニングしろと言っていたことを忘れていたのですが、思い出しました。
「そうか、夢で出てきたか」「はい、できました」「じゃあ、実際にも140キロを投げることができるよ」
そうして、夏の予選を抑えたら、どうにもならないピッチャーだったその娘が、5試合すべて、ほとんど点も取られずに投げぬいて、全部勝ったのですよ。甲子園では、ブラジルからの留学生を擁した埼玉の本庄第一という学校に、サヨナラホームランを打たれて、一回戦負けしてしまうのですが、でもしっかり。142キロを出しました。
自分の投げるフォームだけではなく、周りの環境や状況までイメージするんですね。
もはや脳には現実なのかイメージなのかわからないくらいのレベルなんじゃないかと。
頭の中でイメージできたら、あとはそれに近づけるための練習を行うのみ。どのように体を動かせばいいのかというイメージができてるから、あとはそのとおりやればいいから効率が良いんでしょうね。
また、リアルに想像することで甲子園で投げるといった究極の環境で自分の感情がどのように変化するかというのも分かりますよね。
これって、よく緊張する人はイメトレやるべきだってことですよ。それこそ大学受験や会社でのプレゼンといったことなど、なんでもイメトレしちゃえば、あらかじめそれを疑似体験できる。そうすると、本番で強烈な緊張感に襲われてパニックになるようなこともない。
事前にそういう緊張感があらわれることを想定しないで本番を迎えてしまうと、いざ気持ちが乱れるとドツボにはまるんですよね。ぼく自身、センター試験で全く集中できなくて、その集中できないことにたいしてすごく焦ってしまって惨憺たる結果になってしまいまして・・・
イメージトレーニングのことなんてその当時知らなかったー! 悔しい。
みなさん、なりたい自分を毎日寝る前にイメージしてみましょうよ。