【書評・感想】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

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こんにちは、るきまです。

本のタイトルを見て経営に美意識とかアートってなんやねん?

という疑問が浮かんのでうさんくさい本やなと思いつつ読んでみました。

山口 周著 / 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)

ロジカルを突き詰めるだけならAIにやらせとけ

ビジネスというと論理性というのが求められるというイメージがあるし、実際にぼくのふだんの会社での仕事でも必要となるものです。

だからロジカル・シンキングという言葉も流行ってるし、どうすればもっと論理的にコミュニケーションできるかみたいなことはみんな考えていることではないでしょうか。

ただ、経営という高度な判断を求められるシーンにおいて、論理性だけでやってけるのか?

ここの文章すごく納得した。

もし経営における意思決定が徹頭徹尾、論理的かつ理性的に行われるべきなのであれば、それこそ経営コンセプトとビジネスケースを大量に記憶した人工知能にやらせればいい。きっと冷徹に合理的な解答を導き出してくれるでしょうが、そこには人間の美意識や直感が介在する余地はありません。しかし、そのような乾いた計算のもとになされる経営から、人をワクワクさせるようなビジョンや、人の創造性を大きく開花させるようなイノベーションが生まれるとは思えません。

なるほどねーと。たしかにとにかくロジカルにきっちりとやるのならそれはAIのほうが得意ですよねと。

ただそれでは人々の想像を超えるようなものって生まれなそう。

だからこそ、ある種すごく人間らしさというものが求められるのかも。(まさにHUMANだな〜ってやつですよ)

そこで大切なのが「美意識」なんですね。

じゃあ美意識はどう鍛える?

その美意識の鍛え方の一つがビジュアルシンキングストラテジーというもの。

1980年代後半に、ニューヨーク近代美術館(MoMA:the Museum of Modern Art )で開発された鑑賞教育の方法です。学校で実施されることを前提に組み立てられたもので、その目的は、美術について話し合うことによって、生徒たちが「考える」方法を学ぶ手助けをすることです。美術作品を見て考える力をつけると、生徒の学力や社会的なスキルも向上するというハーバード大学による研究結果もあり、世界各地で行われるようになりました。ビジュアル・シンキングとは?(岡山大学)

このセッションにおいては求められるのは・・・

セッションへの参加者には、徹底的に作品を「見て、感じて、言葉にする」ことが求められます

これなら誰かと美術館へ行った際にもできそうですよね。

こういう訓練をしておけば、世の中を見る目が変わって、新しいアイデアが生まれやすくなるんでしょうね。

本ではその他の鍛える方法ものってます。

てか作者すげー

経営に関する知識だけでなく幅広い教養がないとこの本書けなかっただろうなと。

いろんな分野の話をまとめながらちゃんと結論に持ってく感じ、この山口周という方すごい頭いいんやろなと。

山口 周著 / 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)



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