【レビュー・感想】グレイテスト・ショーマンは楽しんだもの勝ち
こんにちは、るきまです。
公開から1週間、さっそくグレイテスト・ショーマン(原題:The Greatest Showman)を見てきましたよー。
予告はこんな感じなんですが、これだけで泣いてしまいました。
本編を見て、いろいろと感じたことを。
以下は映画見てから読んだほうがいいです。
ぼくたちみんなフリークだ
髭の生えた女性やら、巨人やら小さい人やらいろんな身体的特徴を持つ人たちがサーカスの一員として人々を楽しませるわけですが。その風貌からフリークス(変わった人)と人々から呼ばれてしまう人たち。
ここで、フリークスというのは暗喩じゃないかなと感じました。
ぼくたちって、ほとんどの人ががなにかコンプレックスのようなものを持ってますよね。それのせいで自信を持てず、外に出ていくのが億劫にもなり・・・
ぼくもそんな時期がありました。
ただ、そういう自分の弱いところやだめなところも認めることで、強くなれたり個性が出てりするわけで。
バーナムもフリークスたちのことを見て「ユニークだ! 素晴らしい!」とサーカス団に勧誘していきました。
自分のネガティブなところをユニークだとか面白いとか思えれば、人生楽しいでしょ。
映画に登場する辛口の批評家が「他の批評からならこのサーカスを”celebration of humanity”(人間性の賞賛)という言うかもね」みたいなセリフありましよね。
まさに、だめなところもあるからこそ人間の味が出るというか、人間たる所以なのだって感じなのかと。
完璧な人間だらけの世界なんて想像したらちょっと気持ちわるいですわな。
映画で描かれてた上流社会の人たちのように、何かに囚われたように体裁だけ整った生き方じゃなく、ほんとの自分をフルに表現するような生き方をしたい。
これぞエンタメ
オープニングから圧倒されました。
映画館でみてほんとによかった。しかも前から3列目だったので、えらい首は疲れましたが映像以外目に入ってこなかったのでかなり没入。
歌って踊るシーンはほんとに自分が観客としてサーカスを見ているようで。
いろんな人種、体型、性別の人が一緒にパフォーマンスすると迫力がすごい。
なぜなのかよくわからないけれど、多様な人達がひとつのものを作りあげるというところに大きなパワーが生まれるのかもしれません。
この映画の最後に、バーナムのクオートが流れてくるんですけど。
”The nobelest art is that of making others happy”
「最も崇高な芸術は人を幸せにすること」
この映画を見れば理屈ぬきに楽しめるし、幸せになれる、そんな感じがしました。
独りよがりじゃくて、人々を楽しませるというエンターテイナーたちのグレイテストなショー。
ストーリーもそんな難しくないし、細かいことはいいから楽しもうぜって感じで観ると良い映画かも。
人生で大切なものはなにか考えさせられる
とにかく楽しめるけど、考えさせられることもあって。
ザック・エフロンがやってた上流階級の劇作家をサーカスの演出家にならないかとバーナムに誘われますよね。サーカスは確かに人々を楽しませてるけど、みんなからどう思われるかというような葛藤があって・・・
最終的には、いろんなものを失ったけど、ほんとに大切なものを彼は得ました。
「誇りと仲間と・・・」なんでしたっけ、忘れましたが・・・
少なくとも世間体とか名誉とかって、だからなにと言われればそれまでで。
自分がそれでハッピーじゃなかったら意味がない。
就活中の人や転職を考えている人の多くがこの劇作家に感化されたのではないでしょうか。
余談というか言いたいだけ
キアラ・セトルがワークショップで歌ったこのThis Is Meのバイブスがやばすぎて涙涙。
音程やら技術とかは全くわからないけど、感情をここまで込められると動かされない人はいないでしょ。
映画を見る前に見ていくといいし、見たあとに見るとまた違う感じ方ができるかも。
ヒュー・ジャックマンとザック・エフロンとバーテンダーの3人で歌って踊るところかっこよすぎ。
ウルヴァリンとハイスクールミュージカルが一緒に踊ってるシーンを見るなんて昔は思いもしませんでした。
このNever Enoughという曲もすごい。声はローレン・アレッドというThe Voiceのファイナリスト。