生きづらい人に身に着けてほしいセルフコンパッション(テキサス大学提唱)

公開日:  最終更新日:2018/05/24

「自信持ちたいけど、どうしても持てない」

「自分のことが好きになれない」

まあぼくもどちらかというとこんな感じの人間。

自尊心もそんなに高くない。

 

こういうタイプの人間に「自信持て!」とか「もっと自分を好きになれ!」とか言っても無理なものは無理よ。

ずっとそういうふうに生きてきて、それを変えるのはとても大変。

それに、なんか自信満々でうぬぼれるのもどうなのって感じもしますし。

 

そんな人たちにおすすめなのが「セルフコンパッション(Self Compassion)」。

クリスティン・ネフ(Kristin Neff)というテキサス大学教育心理学部の教授が提唱しています。

今日はTEDでのスピーチの内容を紹介。

実は自尊心が高すぎてもいけない

クリスティン・ネフはまず自尊心の話を。

自尊心が低いと、うつにつながったり自殺を考えたりと散々なことに。

これはまあわかりますよね。

自分がクソだと思ってれば、そりゃ毎日つらいですよね。

ぼくもそんな時期がありました。

高校時代に勉強がうまくいかなくて、将来を悲観しいっそのこと死んでしまいたいと思ったことも。

今にして思えば、ほんとくだらないしいかに視野が狭かったかを思い知らされますが。

(なぜ自分をダメだと思ってしまうかというのは、セルフコンパッションを学ぶとよくわかります)

 

じゃあ自尊心が高ければそれで万事OKかというとそんなこともない。

ナルシズムにもつながるし、自己防衛にもつながってしまう。

いじめが起きるのは、いじめられている側よりも自分が価値ある人間だと味わいたいから。

また、成功してるときにしかハッピーでいられない。失敗すると自分が駄目に思えてくる。

そこでセルフコンパッション

セルフコンパッションとは、自分自身をポジティブにとらえる方法ではない。

自分自身に優しくし、欠点も含めてありのままの自分自身を受け入れる方法。

 

クリスティン・ネフによれば、セルフコンパッションには次の3つの構成要素が。

1.自分に対して厳しい判断をするのではなく、優しさを持って自分を扱う

2.みんなが共通して持つ人間性

3.マインドフルネス

詳しくみてみましょう。

1.優しさをもって自分を扱う

親友に接するように、共感、忍耐、優しさをもって自分に接する。

 

なぜ我々は、友達に対して言わないようなきついことを自分自身に対して言ってしまうのだろう。

例えば就職面接に落ちたとき。

親友に対してなら「次があるさ」とか、「つらいよね」とか、「会社に見る目がないだけだよ」とか言ってあげられる。

でも自分に対しては「お前は社会から必要とされていない人間なのだ」や「お前はだめな人間だ」などといった超ドS発言をしてしまいがち。

こんなひどいこと、他人には言いませんよね。

ぼくも就活でうまくいかなかった時期、自分を責めまくってましたね。

もっと優しくすれば、もっといいパフォーマンスができたでしょう。

2.みんなが共通して持つ人間性

人間であるとはどういうことか?

それは不完全であるということ。

 

なにかに失敗すると、自分は他の人と比べてなんか違うんじゃないかと、おかしいんじゃないかと感じてしまう。

でも実は、そういう不完全であるということが、我々が共通して持っていることであり、他者とつながれるものだと。

自分の失敗をいちいち咎めない。不完全であることを認めると楽。

3.マインドフルネス

マインドフルネスとは、この目の前の瞬間にあるということ。

自分自身に思いやりを持つために、自分が苦しんでいるという事実に目を向け、認知し、受け入れる必要がある

 

他人からひどいことを言われると、そりゃまあ認知しやすいし、「なんでそんなこと言われなあかんねん!」と考えやすいですよね。

でも自分自身を批判してしまっていることって実は気づきにくい。

それに気づくためにはマインドフルネスが必要。

落ち着いて、自分がどのように考えているか、感じているかに目を向けてみる。

そもそもなんで自己批判してしまうのか?

クリスティン・ネフの説明をまとめるとこんな感じ。

自分に優しくすると、怠けてしまうと考えてしまうから。

でもこれほんとなん?

多くの研究でこれは違うと証明されているw

自己批判はモチベーションを下げる

自己批判は、攻撃者かつ攻撃される側という2つの立場になってしまう。

すごくストレスにさらされて、体は体自身を守るためにだんだんとうつに。

うつは全然モチベーションにならない・・・

 

自己批判は意味ないですな。

というか弊害しかない。

なにかうまくいかなくても、無駄に自分を批判するのではなくて、客観的に自分を捉えて課題が見つかったことをポジティブに捉えるぐらいがいいのかも。

ちょっとケイスケ・ホンダみたいになっちゃいました。

 

ちょっとしばらくセルフコンパッションに関する記事を書いてきます。



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