ネットカフェでネットだけするのがもったいない理由
台風の日、外に出るのも危ないが家にいるのもなんか飽きてきた。
じゃあどうすると考えたときに行ってみたのが近所のネットカフェだ。
昔、待ち合わせの時間までの暇つぶしとして都心で初めて行ったネットカフェの雰囲気が忘れられず、その後いつかまた行ってみたいと思っていた。
あの暗い店内、半個室の状態、所狭しと並べられた漫画や雑誌、お互いに極力干渉しないように気を使う客。
その非日常感は繁華街から雑居ビルに入るだけという手軽さからは考えられないような、異空間である。
近所にネットカフェを見つけて、いつか行こうとは思っていたもののなかなか機会がなかった。
これから間もなく暴風雨が来ようかというタイミングで、ぼくは携帯と財布と傘だけ持ってでかけた。
いざネットカフェへ入ってみると、やはり都心で行ったものとどうように店内は薄暗くて漫画や雑誌を陳列する背の高い棚が並べられており、さながら迷路である。
ネットカフェというくらいなので、漫画や雑誌はもしかすると二の次で、ネット利用というのがメインと考えてもいいかもしれない。
実際、備え付けのPCからは様々なインターネットゲームや動画(結構新し目の映画など)を無料で楽しめたりする。
じゃあぼくはなにをしようかと。
昔行った初ネカフェでは、ただネットしたり、仮眠とったりしてただけだった。
今回は、いろいろ考えた結果、PCに触るのはやめようと決心した。
店内で無料で借りてこられる、漫画・雑誌、そして飲み放題のソフトドリンクに集中することにした。
それはなぜか。
ネットは別にここにこなくてもできる。
映画もアマゾンプライムでいっぱい見られる。
わざわざここで見る必要がない。
ついでにアダルトなものも、半個室なので事に及ぶにはわりと気を使う(そのスリルがいいんだという高貴な趣味を持つ人もいるのだろうが)
気づけばここ最近、紙媒体のメディアにはほとんど触れる機会がない。
昔は、この記事が読みたいからこの雑誌を買うとかしたものだけれど、そういうのもない。
すべてネットで情報収集しているし、ある程度それで事足りていると思っている。
じゃああえて、ネカフェでは紙のメディアだけ読もうと。
ぼくは3時間ひたすら紙の雑誌だけ読むことにした。
週刊東洋経済からプレイボーイまで、ひたすら読んだ。
1冊にいろんなジャンルの情報が載っているし、ネットと違って選り好みせずに情報に接触していた。
そういえば、ちきりんさんがこんなツイートしてたなと。
最近「もう新聞なんて読んでません!」って人が多いので、あたしは毎日新聞読んでツイートしてる。「人生の基本は逆張り」が、あたしのマーケット感覚。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) June 21, 2018
みんなが読まないからこそ、逆に生まれてくる価値ってのもあると思う。
ちなみに今回ネットカフェは3時間で1300円だった。
雑誌5冊くらい読んだので、普通にもと取れた。
ネットカフェは、紙との出会いの場。