Netflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」から学ぶキャリア論
Netflixで明石家さんまプロデュースのドラマをやってます。
ジミー大西を中心に繰り広げられる笑いあり涙ありの実話をドラマ化。
明石家さんま役はもともと小出○介だったものの、例の事案が発生。
玉山鉄二をキャストに迎え、なんとすべて撮り直し。
そんなアホみたいなことも乗り越えて公開されました。
これがおもしろい。
めちゃくちゃ笑うのはもちろんのこと、不覚にも涙が次々と溢れてくる。
明石家さんまかっこよく描かれすぎてるんじゃないの?ってくらいほんとにかっこよくて温かい。
観ていて、ジミー大西のような生き方も良いよなーと思った次第。
ポイントは
・とりあえずやってみる
・愛されキャラになる
・メンターを持つ
かなと。
とりあえずやってみる
そもそもそもそも吉本に入ったのは、お笑い芸人として入ったわけではなくて、高校の担任の先生が吉本に頼み込んでくれて、裏方としての仕事を得たのが最初。
別に芸人になろうとなんて思っていなかった。
で、とんでもない出会い方を明石家さんまとして、そこでおもしろいやつやと思われて。
そんなときに、吉本新喜劇でちょい役の代役として抜擢されてというのが初めての芸人としての仕事。
この新喜劇はテレビでも生放送されていたものの、まさかの放送禁止用語を叫んでしまうという失態をおかしクビ寸前に。
でも「ジミーをクビにするなら俺も辞めます」と明石家さんまの男気のおかげで救われます。
絵をかき始めたのも、絵をオークションで売ってチャリティに回すという紳助の番組がきっかけ。
おもろい絵をかいてくれとさんま経由で仕事が。
別に画家など目指していなかったものの、この番組でかいた絵がまさかの高評価。
しかも岡本太郎からも激励の手紙が。
その後、画家としての道を歩むことに。
何が当たるかわからんし、いろいろやってみんとあかん。
イチローのように一つのことを極めるのもいいかもしれないけれど、ほんとに自分にマッチングするものなんてやってみないとわからないし。
これだけ変化が早い時代にひとつのものに固執してもいられない。
ちょっとフォレスト・ガンプを思いだいした。
愛されキャラ
明石家さんまと出会うまでのジミー大西の人生というのは、失敗ばかりであまり周りからも受けいれられなかった。
学校でもいじめられていたりという過去があった中で、明石家さんまに出会うことで良さが引き出された。
今までの自分、笑い飛ばしてみ。そしたらな、お前のこといじめてきた奴とか、からかってきた奴とか、これ全部見返せんで
(ドラマで明石家さんまがジミー大西に語った言葉)
こういうふうに、自分を愛してくれる人とかポジションを見つけられればいいよなーと。
それにいろんなことに一生懸命だからジミー大西は愛されるんやろうなと。
まずは全部自分の弱さもさらけ出して、そういうところも笑ってしましいますか。
メンターを持つ
ボストン大学のキャシークラム教授によれば、メンターには「キャリア的機能」と「社会・心理的機能」というの2つの機能が。
このドラマ見てると、明石家さんまはまさにメンター。
ギャグをたくさん仕込んだり、笑いを教えたりというキャリア的機能。
そして、要所要所で人としてのあり方を教えたり、悩みを聞いたりといった社会・心理的機能。
やはり両方の機能が無いとなかなか大きく成長できないよなーと思っております。
テレビのトップスターがネットに進出した今回の作品。
ネットだからこそいろいろ描けた部分もあるんだろう。
人生を前向きに捉えられる良作です。