「よくわかるACT 明日から使えるACT入門」は値段高いが買って損は無し!

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3000円を超える本を買うのはなかなか勇気がいるもの。文庫なら5冊くらい買える値段ですからね。

それに3000円する本て、大学の授業で買わされるような、分厚くて難解なものをイメージしてしまうわけです。

私も、この「よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 明日からつかえるACT入門」という本の存在を知り、Amazonで値段を見たときには、簡単にポチることはできませんでした。

どケチな私は3日ほど悩み、ようやく購入。結果から言うと、一生手元に置いておきたい本であり、辛くなったときに読みたい本であり、むしろコスパいいのではないかと思うほど。

一般人は「○章まで読み飛ばせ」

そもそもこの本を読もうと思ったのは、遺伝子レベルで不安傾向が高いから。もっとイージーな人生を歩みたいという思いでこの本の内容を知りたいと思ったわけです。

この本は実はACTのセラピーをやる人(セラピスト側)向けに書かれた本です。では一般人にはあまり向かないのかというと、そんなことはありません。もちろん一部はセラピストのみに有益な情報も書かれていますが、ACTのエッセンスは私のような「自分の不安感をどうにかしたい」という迷える子羊にもってこいです。

それなりにボリュームあるし、難しい言葉も出てくる本ですが、セラピストではない場合、大胆に1章〜5章は読み飛ばしちゃっていいと思います。ACTが生まれた背景や、どのような姿勢でセラピーを行うべきかということが書かれております。とにかく自分の人生を良くしたいという人にとってはあまり重要ではありません。

6章から、ロールプレイのようにセラピストとクライエント(セラピーを受ける側)の会話が載っています。この会話の部分はセラピストがクライエントに説明するためにとてもかんたんな言葉遣いとなっているので、とても理解しやすいです。なので会話の部分を読むだけでもある程度ACTの本質をつかめると思います。

心をコントロールしようとするほど病んじゃう罠

6章から本番なわけですが、まず「創造的絶望」というのが目からウロコ。そもそも我々の心というのは、好き勝手に「あーでもないこーでもない」と考えてしまうので、これをコントロールしようとすること自体が大間違い。まあなにしてても勝手に考えが浮かんできますよね。ためしに30秒目をつむって何も考えないようにしてください。次から次に雑念が浮かんでくるでしょう・・・

ある意味、あきらめる(絶望)ことからはじめようよと。マインドよ、お手上げですと。かつて本田圭佑が「一番の敵は自分」などと言っていたが、まさに自分の心ほど好き勝手に言うコメンテーターはいないんですよね。

ではもうコントロールはあきらめるとしてどうするか。脱フュージョン、アクセプタンスと続いていくのです。これは本でご確認ください。

私はこの本でどう変わったか

今まで嫌な考えが浮かぶと、なんとかそれを消し去ろうとしたり、過剰反応したりと、目の前のことに集中できないレベルに邪魔されていました。一人でなにやってんだという感じです。

それが、この本の内容を使うことで、「まわりから変に思われてるぞ」という考えが起こっても、「ああまたマインドが勝手に喋ってるのね」とある程度余裕を持って対処できるようになりました。

そして、本当にやりたいことに集中できるようになったのです。本書でも度々「とにかくやりたいこと(自分の価値に基づいた行動)につながることが大切」と述べられております。なのでACTはあくまで手段といえるかもしれません。

もちろん、かなり落ちこんでしまうときもありますし、嫌な感情に支配されてしまうときもあります。そんなときは、本を読み返してもっと深くACTを自分のものとするようにしています。立ち直りもはやくなりました。

3000円の価値あり。



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