【感想】”SIMPLE RULES「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える”が結構使える
ドナルド・サル著「SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える」の感想です。
結論から言うと、「たいしたことは書いていない」です。もっと小難しい話を予想しておりました。もっと体系的にルールを作る方法が学べるもんだと思っていました。
ルールの作りに方に関しては、正直普通に頑張って生きていれば、思いつきそうなものばかりでした。
ではだからと言って、しょぼい本かというと、ここがミソなんです。タイトルと同じく、この本が伝えたいことってめちゃくちゃシンプルなんですよ。
ルールって意外とちゃんと自分に適用できてない
例えば、スマホを長時間だらだら見る習慣をなんとかしたいとしましょう。じゃあどうやってそれをやめるかと考えることはあっても、結局ちゃんと「ルール化」できずに終わりますよね。なんとなくやめたいなーと思って終わってしまう。
もしルールを作ったとしても、結局上手く行かなくて、そのうちルールを作ってしまったことすら忘れてしまう。「ルール」という言葉自体は簡単な単語ですが、効果が出るように策定及び運用をやろうとすると意外と難しい。
そもそも忙しい毎日で、ルールを作ったとしても、それを明文化して毎日見ることもない。我々はルールとの向き合い方を変えないといけないんですよね。
「ルール」のルール
この本では「ルール」をどう扱えばいいのということを学べるわけです。それでその教えというのが、考えたらわかるようなことばかり。「そりゃそうだよね」ということが多いんですが、それが意外と難しかったり意識できていなかったりする。
また、いろんな企業や個人が実際に作ったルールの例が多数紹介されており、それを見るだけでも「こういうふうに作ればいいのね」というのがつかめると思います。みなさんいろいろ悪戦苦闘されてるんですなw
実際に「ネット中毒」対策にルール作ってみた
せっかくなので自分でも練習でルールを作ってみました。私はどうでもいいことにスマホやPCを使いすぎているので、これをなんとかするためにルールづくりをしました。
ルールを作るにあたって、どういうときにスマホやPCをついつい触ってしまうかというのを分析。すると「なにかすることがないとき」につい手が伸びているのではないかという結論に至りました。
ということで作ったルールはこんな感じ。
1.手持ち無沙汰になったら、運動するか、ブログ書くか、本読む。
2.家では、スマホは見えないところにしまう。
3.決められた時間のみ使用する
4.ほかのことをしながらスマホを使わない
効果は結構いい感じです。ルール1が結構効いてます。ほかのことをやることで、ネットする余地をなくすというのは良いですね。
またルール2も、スマホが目に入るだけで誘惑されてしまうんで、視覚的にシャットアウトするのは正解でした。
もちろんつい触ってしまう日もあるので、そこはまた分析してルールをアップデートしていきたいですな。これはこの本にも書かれてある教えです。
てことで、なんか現状を変えたい人にはこの本、おすすめです。